第6話 運動会編え?なんで、ここで「ドラゴえもん」なんだって?? むっちゃ、おうてるやん!! ちゅうか、本人やし!! いわばこれは、自伝やな。 ろくな事してへんから、悔悟録かもしれんな。 まあ、そんなことは、どうでも良いからちゃっちゃと始めまっせ。 「ねえ、ドラゴえもん、明日運動会なんだけど。」 「はあ?また、ダルイ催しをするんやのお。」 「ドラゴえもんも当然出るよね?」 「なんで、ワシが、ガキ共のお遊びに付き合わなあかんねん!パスパス!明日は一日中、家でゴロゴロする予定でスケジュール表が詰まっとるんや。」 「パン食い競争もあるよ。ドラゴえもんのだけ、ドラ焼きにしておいてあげようか?」 「行かんっちゅうてるやろ!なんで、俺がドラ焼き貰って、わ~い!なんて、喜ばなあかんのや!踊るで!東!!」 「じゃあ、お酒をぶら下げておいてあげようか?」 「お前、ワシに酒瓶に向かって全力ダッシュして頭突きしろっちゅうのか?酒と血にまみれてグラウンド走り回ったら嬉しいのか?」 「来なくて良いです。」 「まあ、あれやな。なま太と言えども、人の親やから、しんどうても運動会に行かなあかんわけやな、哀れやのお。」 「いや、ちょっと、小学生という設定だから親と言われても困るんだけど・・・。」 「で、どうや?シンジは大きくなったんか?」 「人の話を聞かんかい!!!まあ、大きくなってきたけど、まだまだ子供やね。」 「自分も小学生のくせに何言うてんねん。」 「おいおい・・・。」 「ただのお約束や、気にするな。でも、アレやな。運動会やったら爺さん婆さんとかも来るんちゃうんか?」 「まあ、孫の姿を見るのを楽しみにやってくるって言ってたけど。」 「なま太の親っちゅうと、やっぱりほのぼの系なんか?一応。」 「その一応ってなんだよ?」 「いや、実は、ムッツリ系とか?」 「なに言うてんねん!!ワシはムッツリブログライダーとちゃうって言うてるやろ!!!!」 「おいおい、なま太君、しっかりしたまえ!」 「誰や、お前?」 「完全にキャラ壊れてるぞ?お前一応、ほのぼの系のなま太のつもりやろ?」 「当たり前やん!むっちゃ、ほのぼの系やで!」 「まあ、敢えて突っ込まんけど、親父はムッツリ系なんか?」 「いや、ムッツリとは違うけど、ほのぼのとも言い難いな。」 「ほお、なんや、まさか、アレとちゃうやろな?」 「いや、アレやねん。」 「おいおい、自分!俺が言うてるアレっちゅうのは、アレやで?!」 「いわゆる、ジャイアン系っていうヤツなんだけどね。」 「かぁーーーー!!!最悪やな、そいつは!」 「キミが言うか?」 「そうか、そうか、ジャイアンな親にシバかれて育った哀れななま太君やってんな、お前も可哀想にのお。」 「否定出来へんところが、むっちゃムカツクんやけど。」 「まあ、お前の哀れな過去は置いといて、運動会の話でなごもか?」 「なんか、引っかかるけど、まあ、良いよ。」 「ほんならいくぞ。子供の運動会で一日バタバタして、親のお相手して気疲れして、大変やのうお前も。」 「むっちゃ、唐突やな。いやいや、それが家族の団らんってヤツだよ。」 「ワシは団らんしてるよりも酒飲んで寝てた方が気楽でええな。」 「まあ、23世紀から来た猫型ロボット如きには、家族の団らんなんて分からないだろうけどね。」 「なに、いまさら話をドラゴえもんに戻そうとしてんねん。もうええやん、ただの運動会の話を書いてるだけなんやし。」 「それを言っちゃあお終いなんだって!相変わらず、お約束って物を理解してないジャイアンなんだから、ブツブツ・・・・・。」 「何だと、なま太のくせに生意気だぞ!ドガッ!!ゴスッ!!!ベキッ!!」 「ちょっと、ちょっと、ドラゴンさん!今、本気で殴ったでしょう!!!むっちゃ、痛かったですよ!!」 「なに、寝ぼけてんねん、ワシはドラゴえもんやでえ。23世紀の未来から、なま太をシバくためにやってきたヤンキー型ロボットなんやでえ、ゲヘヘヘヘヘ!!!!」 「ど、どうしたんや?急に酔っぱらいだして!?あ?その酒瓶!!一体、どこから???」 「どこからも、なにも、ここに置いてあったでえ!」 「それは、明日親父に飲ませるために買っておいた幻の酒、大雪山降ろしやで!!」 「げへへへへ!!お前のもんはワシのもん、ワシのもんはワシのもんや!!」 「酔ってても、流石にジャイアン!っちゅうか、全然変わってへんな。」 「ぐははははは!このはぁと様に無礼を働くと許さんぞ!!!」 「この酔っぱらいは、後で捨てに行くとして。明日の運動会の為にビデオテープを買いに行こうっと。では、皆様、ごきげんよう!!!」 続・・・かないだろうなあ? ジャンル別一覧
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